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痛みと不快感を取り除く、頚椎症患者向けの枕選び完全ガイド/腰痛や首こりから解放されるための枕選びのコツ

本当につらい、頚椎症や頸椎ヘルニアの痛み

25年以上続けてきた机仕事

「お仕事は事務仕事ですか?」

肩こりなんて無縁、そう思っていた私ですが、首が痛くなって病院に行き、医者にはじめに言われたことがこの言葉でした。
首や肩に問題を抱えている方のほとんどは、私と同じように普段の姿勢が原因になっていると思います。また、スマホ首という言葉も最近よく聞くようになってきました。既に何かの症状が出ている方は注意していると思いますが、肩こりを日常的に感じ、これまであまり意識をされたことがない方は、今ここで自分の生活を考えていただきたいと思います。

以前は痛くて仕事はおろか寝ることもままならなかった私が出した結論

  • 手がしびれる原因は千差万別。先生の判断も違ってくる。
  • 原因をなくすこと。首に負担をかける姿勢はできるだけしない。
  • 首をしっかりと休ませる。就寝方法が重要

まとめるとこの3つです。

きっかけは寝違いから(私の経験)

寝て起きたら首が痛い。そう、寝違いです。この寝違いは多くの方が経験あると思います。
この寝違い。たまたま今日は寝相が悪かったのかなと、このように軽く考えていると、近い将来大変なことになる可能性があります。

調べてみたところ、首や肩の不具合は、肩こりからはじまって寝違い、ストレートネック、頚椎症、頸椎ヘルニアと、ひどくなるとこのような順番で症状が現れてくるみたいです。私も正にこの順番でした。

なので、肩こりに悩んでいる人、時々寝違いをおこす人は、それは頸椎ヘルニアの予備軍の可能性があるかもしれませんので、普段の姿勢など十分に注意していただきたいと思います。

頚椎症とは 続きを読む

私のケースを紹介したいと思います。
朝起きたら首が痛かった。これが始まりの訳ですが、自分では気づいていなかっただけで、今思ってみると実は、もう何年も前から頸椎ヘルニアへの道を歩んでいたのだと思います。

いつもの寝違いかと思い、翌日には直るかなと思ったのですが、一週間経ってもその痛みは治りませんでした。しかもこの一週間の間、手(左手)にしびれを感じていたのです。
これはおかしいと思い、最寄りの総合病院へ行きました。

「お仕事は事務仕事ですか?」

先生に言われたことが冒頭のこの言葉です。首に不具合を抱えていて、手にしびれを感じる人のほとんどは、机でのお仕事をされている方なんでしょう。
(ただこれからの時代、スマホを長時間見ている人なども、同じ症状を発症するような予感はしています。気を付けていただきたいと思います。)

その日、早速レントゲンを撮ってもらったのですが、写真を見てみると見事なまでにストレートネックでした。まさか、自分がこれほどまでに正常でない骨格をしているとは、そんな感想です。

 

 

 

ストレートネックの写真
本来、首の骨は緩やかに湾曲しています。

 

 

手にしびれが生じているということで、頸椎ヘルニアの可能性も調べてみることになります。私の場合、左手がしびれています。

「左後ろに首を倒してみてください。」
そう言われ倒してみると、首に痛みが走り、同時に手のしびれもひどくなりました。神経をさわっているのです。右後ろに倒した場合は、それほどしびれは変わりません。

ということで、後日MRIで調べてみることになったのですが、悪い予感が当たり頸椎ヘルニアと診断されました。
ちなみに頸椎ヘルニアは、自然に治るケースが多いみたいで、しばらくは様子を見てくださいということでした。ただ、悪化をすると、最悪の場合手術を受けなければならないケースもあるみたいです。

頚椎ヘルニアとは 続きを読む

痛みと戦いながら自分で模索する日々

それからはネットでいろいろと調べる毎日が続きました。
「頸椎ヘルニア」「頚椎症」はもちろん「ストレートネック」「手のしびれ」など、いろいろ検索し、いろんな情報を見てみました。

関連する本も3冊ほど購入しました。クリニックは始めに行ったその病院の他に、カイロプラクティックを2か所、接骨院も2か所行き、施術を受けました。
YouTubeもいろいろ見ましたし、自宅でできるものとして、あれこれ器具などを購入しました。マッサージをするもの3つ、低周波治療器、猫背を矯正するベルト、首を牽引するものなどいろいろあります。また、仕入れた情報からストレッチを行なったりなど、自分でできることはほとんど全て行なってきたという感じです。

参考までに、
手のしびれについていろんな先生に診てもらいましたが、病院では頸椎ヘルニアが原因と言われ(ヘルニアの診断は正しかったと思いますが)、あるところでは、長年の姿勢の悪さから骨格がゆがみ、それが神経を触っていると言われました。またあるところでは、筋肉が凝りすぎているのが原因とも言われました。

どの先生も仰っていることは間違っていないと思いますが、プロの先生が診て、これだけ言うことが違うのです。素人の私が考えて本当の原因がわかるはずがありません。
手がしびれる原因は神経が関係しているとは思いますが、その神経に悪さをしている原因はいろいろあって、同じ患者を診断してもそれぞれの先生の意見は違うのです。それくらいこの病は奥が深いのだと、まさに痛感しました。

治してくれそうな医院を探し、ホームページなどを見ていると、このようなコピーが目に入ってきます。

「嘘のように手のしびれがなくなりました。」
「この先生に診てもらって本当に良かったです。」

こんな感じで施術を受けた患者さんの感想が紹介されていたりします。でもこれは、その患者さんの症状とそのクリニックの治療方法や先生の治療方針が合っていたからだと、今ならそう思います。

頸椎ヘルニアと診断されてから4年、今でもほんの少しですが手のしびれは残っていますが、以前のことを考えると、比べものにならないほど楽にはなっています。一番ひどかった時はじっとしていても痛くて、仕事などとてもできず、横になっても全然痛みがおさまらない、そんな状態でした。夜寝る時もどんな姿勢で寝ようが、痛みで寝ることができませんでした。

このまま治らなかったらどうしよう、そんな不安がひと時も頭から離れなかったことを今でもはっきりと覚えています。

原因をなくすこと

このような経験がある私が今、同じような症状を抱えている方に強くお伝えしたいのは、はじめにもお伝えしましたが、1つは直すことも大事ですが、原因をなくす。ということです。

デスクワークをされている方は、できればその仕事をしない方がいいと思いますが、そういう訳にはいかないと思いますので、できるだけ首に負担をかけない正しい姿勢で行なうようにしてください。
具体的には椅子の背もたれにはもたれないようにしたり、パソコンを使っている人が多いも思いますので、ノートパソコンを使っている場合は、パソコンスタンドを使用するなどです。

 

パソコンスタンド
画面の位置を高くすることによって、首が下に曲がりにくくなり、首への負担が軽くなる。

 

また、長時間同じ姿勢でいることも好ましくないので、時々は体を動かすようにするといいです。

ただ、この体を動かす。ということですが、本やYouTubeを見ていると、自分でできる施術の方法ややストレッチの方法などたくさん紹介されています。もちろんそれなりに効果はあると思いますが、人によって(症状によって)合う合わない(効く効かない)がありますし、場合によっては逆効果、余計に悪化させることもありますので、注意して行なうようにしていただきたいと思います。

少なくとも、その施術を行なっている時に痛みを感じたり痛みがひどくなる場合、それは合っていないと思いますので、行なわないようにしてください。
私自身、知り得た情報は全てというくらい試してみましたが、気休めになったものはあったかもしれませんが、これは効いた(自分の症状にとても合っていた)というものはそれほどなかったように思います。

いろんなことをいろいろ行なってみた結果、私が思ったことは、治そうと思っていろいろ行なってみるより、人間には自然治癒力があります。痛みを発症させているその原因を日常からなくしてあげれば、自ら持つ治癒力によって症状は徐々に改善していきます。

なので、まずは原因をなくしてあげること。これが、私が出した結論の1つです。

ちなみに、現在は痛みは軽くなってきましたので、できるだけ体を動かすようにしています。

首をしっかりと休ませる

強くお伝えしたいこと2つ目は、首をしっかりと休ませてあげることです。
普段の生活や仕事をする中で首や肩に負担をかけてしまう。これは多かれ少なかれどうしても生じてしまいます。避けることはできないことだと思います。ただ、それにプラスして、

寝てる間にも首に負担をかけていたら? 

首は休む暇がありませんよね。症状は良くならず、更に悪くなっていくことは改めて考えてみれば誰でも予想ができると思います。寝違いをおこしてしまうのは、首に負担がかかっているからです。
寝ている間、寝方によっては首は休めていない。このことは意外に知らない人が多いのではないでしょうか。私も、そんなこと考えたことがなかったうちの一人です。

ということで、いかにすれば首に負担をかけずに、尚且つ首に疲れを取ってもらうことができるか、これを考え思いついたのが枕の選定でした。その後、枕はいくつか購入しましたし、タオルで高さを調節したりすることも幾度も行いました。

その結果、枕について思ったことは、首に負担をかけずに寝るには、自分に合った枕が必要。ということです。今考えると当たり前すぎる話なのですが、頸椎ヘルニアになるまでは、枕なんて何でもいいと思っていたんですよね。枕が変わっても全然普通に寝ることができるタイプでしたので。

ですが、枕はとっても重要です。睡眠中、体の他の部分は休めているのに、首だけ休めていない。これでは首も怒ってくるわけです。

「昼間は仕方ないけど、夜ぐらいしっかり休ませてよ。」と。

枕についてもう1つ思ったことは、人によって、また同じ人でもその人の症状によって適した枕がある。ということです。

と言うことで、首をしっかりと休ませるために、そして、首の痛みや手のしびれを取るために、枕選びはしっかりと行なっていただきたいと思うのです。

枕によっては多少値段が高いものもあるかもしれませんが、枕は生きている間ずっと使うものですし、毎日しっかりと首を休ませてあげることができる枕にお金を使うことは決して高い買い物ではないと思います。

枕の選び方とそのポイント

効果別 枕の種類

枕の種類には、低反発枕、側寝用枕、クッション枕、高反発枕などたくさんあります。各種類の枕にはそれぞれ特徴があり、寝返りしやすい枕、首筋を支える枕、耳や肩が痛くならない枕などの種類があります。
また、アレルギーをお持ちの方にとっては、アレルギー症状を軽減する効果がある抗菌・防臭加工がされた枕もあります。

低反発枕

低反発枕は、体の重みに合わせて形を変え、首と肩の負担を軽減してくれます。 頭から肩まで包み込むような使用感が魅力と言えます。一方、高反発枕は体圧に反応し、安定した寝姿勢を保ってくれます。

側寝用枕

側寝用枕(横向き寝用枕)は、肩まわりをしっかりサポートし、体の傾きを補正してくれます。寝返りが打ちやすかったり、鼻呼吸が楽になるなどの特徴があります。

クッション枕

クッション枕は、寝心地がやわらかく、寝返りしやすいです。
いわゆるクッションは、短時間の睡眠だと気持ちいいかもしれませんが、頚椎症の方が使う場合は、使い心地などを確認した方がいいと思います。

素材による違い

枕の素材には、羽毛やダウン、ポリエステルなどがあります。汗をかきやすい方は吸水性の高い素材がおすすめです。

枕選びのポイント

肩や首のこりに悩んでいる人や頚椎症と診断された方にとって、ぐっすり眠れて疲れを取ってくれる枕を選ぶことはとても重要です。枕の種類によって、寝ている間に首にかかる負担が大きく変わってきます。
朝起きた時、痛みが少しはましになっているのか、それとも反対にひどくなっているのか。当然ですが、症状や痛みが一番軽減される状態で寝ることができる枕を選ぶことが最も大切と言えます。

枕の高さ、それと寝返り

まず、枕の高さを選ぶことが大切です。頚椎症の方には低い枕がおすすめです。低い枕を使うことで、首にかかる負担を軽減することができます。高さが合わない場合は、タオルなどで調整する方法があります。数センチで首に与える影響は違ってきますので、特に症状がひどい場合は、いくつか高さを変えてみて、より楽に感じる高さに調整するといいです。

それと、横向きになったり寝返りをうつことを考える必要があります。一番楽な体勢は考える必要があるのですが、寝ている間ずっと同じ体勢でいることも好ましくないです。横向きになった場合のことも考えて、首への負担がないような枕選びをすることが大切と言えます。

最近では、3Dスキャン技術を用いて、個々の頭部の形状に合わせた枕が作れるようになりました。個人差が大きい枕選びにおいては、このような最新テクノロジーを活用するのも一つの手段かもしれません。

おすすめの枕

先ほどもお伝えしましたが、枕はこれが一番というものはなく、人によっても違いますし、同じ人でもその時の症状によって適した枕は違ってくる可能性があります。私自身、枕はいくつか試してみましたし、タオルによる高さや形状の調整も幾度となく行なってきました。

個人的におすすめな枕は、首の骨が本来の自然な湾曲状態に保ってくれる形状で、首の裏全体に当たるものです。(首の後ろに隙間ができないように。)
この形状のものは、体を横にしても首が下がったり逆に高くなったりすることがありません。寝返りをうっても首に負担がかからない形状となっています。

頸椎ヘルニアになっている時は、首を後ろに反ることが辛かったので、湾曲しないような形状で、少し高めに調整して寝るようにしていました。
今はだいぶ症状は楽になってきましたが、寝る時はしっかりと首を休ませてあげるよう意識して枕を使っています。

以下に、私がおすすめしたい枕を紹介したいと思います。

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睡眠中の姿勢にあわせて高さや形が変化
枕選びで重要なのが「高さ」。どんなに高価な枕でも自分に合う高さでなければ意味がありません。さらに適切な高さは人それぞれ違います。この枕の特徴は「使う方に合わせて変化する」ということ。使う方に合わせて適切な高さで支えてくれます。

まとめ

頚椎症による症状を軽減するためには、枕選びだけでなく、生活習慣の改善も必要です。適度な運動はもちろんのこと、姿勢の改善や睡眠環境の整備なども大切です。枕選びを通じて、より健康的な生活習慣を取り入れるようにしていきたいです。

また、枕選びが大切なのは頚椎症だけでなく、健康な人にとっても同じことが言えます。枕は、脳や体を休め、健康的な睡眠をサポートする役割を持っています。自分に合った枕を選び、毎日の睡眠環境を整えることで、より健康的な生活を送ることができます。

自分に合った枕を選び、生活習慣の改善とともに健康的な睡眠をとり、首や肩の症状が少しでも軽減されることをお祈りしています。

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